バッファローさん、本当にありがとうございます!
あの伝説のネットワークレコーダー、ソニーの「nasne(ナスネ)」をバッファローが継承し、再販されました!
nasneはざっくり言うと「テレビチューナー付きネットワークレコーダー」です。
録画するだけでなく、外出先でスマホやタブレットでテレビを視聴し、お出かけ転送もできます。
2012年の発売当時でも、タイムなど、上記のことができる家電はありました。 しかし、最近では以下のように、nasneと同じことができる製品が数多くリリースされています。
スマートフォンへの転送(SeeQVault)に対応した録画用のBlu-rayレコーダーおよびHDDレコーダー。
現在もnasneには根強いファンが多く、初回出荷分は即完売、その後3回の出荷分も即完売するほどの人気ぶり。
- バッファロー版nasneと旧nasneの違い
- なぜ未だにnasneは名機と言えるのか
- 今更買うべき製品か?
新しいnasneになっての変化は?
まず、バッファローが新発売したnasneと、旧型のソニーインタラクティブエンタテイメント版nasneの違いは何なのか見ていきましょう。
筐体の変更点はほぼ無し
正直、ほとんど変わったことはありません。
外観はほとんど変わらないように見えますが、注目すべきはエアベントです。
旧ナスネはファンレス構造でしたが、新型ナスネは静音ファンを搭載。
古いバグが廃熱によるものかどうかはわかりませんが、内蔵ハードドライブが読み込みを停止することがよくあったので、今後これらの改善に貢献するかどうかを確認したいと思います.
他にも小さな変更があります。
B-CASカードも「mini B-CAS」に変更となっています。
ただ、パット見ではほとんど変わりはありません。
nasne特有のアーク型のデザインは維持されていて、旧来のnasneそのもの。長年のユーザーとしては安心感があるなとも感じました。
ただ、パット見ではほとんど変わりはないです。
内蔵HDDの容量アップ・外付けの選択肢もより柔軟に
一方で、HDD回りはかなりの進化を果たしました。
従来、nasneは内蔵HDDが1TBがMAXでしたが、これが2TBまで拡張されました!
加えて、従来外付けでは2TBまでしか追加できなかったのですが、一気に最大6TBまで対応。
かつ外付けHDDだけでなく、ポータブルHDD/SSDにも対応!
また、ファイルシステムもFAT32からXFSに変更。 2012年に初代nasneが発売されてから、古い機種であることの主なデメリットが改善されました(再フォーマット不要)。
この容量の変更は、実用的な観点からは大きなプラスです。より多くのショーを書き込むことができ、外付けドライブのオプションが増えます。
iOSアプリが720pのHD画質に対応
個人的には、iOS torrent クライアントの表示画質が 720p (HD) になったときが一番楽しいです。
主にiPhoneとiPadを使っていますが、今まで使っていたnasneはSD画質(480p)なので、特にiPadで見ると肉眼で粒状感が目立ちます。
しかし、この作品はiOSで720pで視聴できるので、もうそんな心配はありません。
PS5でも視聴が可能!
nasneは、PS5にも対応しています。
2021年11月24日にPS5向けのトルネアプリが配信されたことで、PS5でもテレビ番組を録画・視聴が可能となりました。
PS5専用のメディアリモコンで、テレビのリモコンと同じような感覚で操作が行えます。
PS5は元々Ultra HD Blu-rayも見ることができるので、nasneと組み合わせることでレコーダーいらなくなりますね。
nasneは元々2019年6月に出荷終了となっていた製品であり、PS5ではnasneが使えないのかなとも思っていましたが、この対応により長く使えそうで一安心です。
nasneが未だにおすすめな理由
上記のようにnasneはマイナーチェンジを繰り返していますが、発売は2012年とかなり前です。
ただし、2023年現在でも、最も推奨されるネットワークレコーダーと考えています。理由は次のとおりです。
torne(トルネ)アプリが使いやすい
まず、nasneを視聴するためのアプリ「torne」はとても使いやすいです。
Torne アプリは有能な製品であり、スムーズかつシームレスに動作します。
ハイエンドの Blu-ray レコーダーでも、上記のソフトウェア操作は面倒または単純であることがよくあります。
したがって、torneを視聴アプリケーションとして使用できるという理由だけで、nasneはお買い得です。
スマホやタブレットだけでなくPS4でも見られる
nasneはDTCP-IP対応のネットワークレコーダーであり、色々なデバイスから操作できるのが売りです。
ブルーレイレコーダーよりも安価
Nasneは容量が増えた分、初代モデル(500GB以上)よりも値上がりしていますが、それでもBlu-rayレコーダーよりは安いです。
最近では動画配信サービスが発達し、4K画質で動画を視聴するサービスも増えてきています。
一部の動画配信サービスには見逃し番組が含まれていますが、見逃し視聴間隔(視聴ラグ)を気にせずに好きな番組を視聴したいという方は多いと思います。やはり録音機能は重要です。
nasneならブルーレイレコーダーほどのスペースを取りません。
このような環境において、nasne は外出先でテレビを正確に録画して視聴する必要性を定義する優れた製品です。
Nasne以上に洗練されたネットワークレコーダーが少ない
ブルーレイレコーダー以外にも、DTCP-IP方式に対応したネットワークレコーダー(TVチューナー)はいくつかあります。
例えば、ピクセラの「Xit(サイト)」シリーズ。
私も持っていますが、アプリケーションのパフォーマンスがあまり良くなく、ハードディスクが外部にローカルであるため、録画された番組の読み込み速度が遅いです。
やはりナスネはトルネアプリが使えるので、やはり一番オススメです。
ちなみにnasneはNASとしても使えるので、書類だけでなく写真や音楽などのメディアの保存・配信にも便利です。
nasneほど使いやすいレコーダーはまだないです。
デメリット
ここまで、nasneを持ち上げてばかりですが、一応デメリットもあるので掲載します
Video&TV SlideViewやPS3に非対応となってしまった
バッファロー版nasneとなり、一部継承されないものもあります。
- Video&TV SlideViewに非対応
- PlayStation 3/Vitaに非対応
- BRAVIAから録画予約や番組再生に非対応
対応製品が少なくなり、PS3やBRAVIAからの視聴者は視聴できなくなります。
個人的に最もイライラするのは、スマートフォンの TV SlideView アプリがサポートされなくなったことです。
先ほどトレントアプリもいいと書きましたが、スマホアプリならTV SlideViewの方がおすすめ番組の評価が見やすいです。
まとめ
ぜひ、テレビを外出先でも見たい人にオススメ出来る商品となています。